気象レーダを利用した自然災害の誘引に関する研究で未来へ

111の活火山を抱え、火山近くに都市が形成されている我が国では、噴火により放出される噴出物は様々な形の被害をもたらします。
例えば噴火直後の噴石の飛散は住民、建物、農作物などへの直接的な被害をもたらします。
噴火後、大気中に漂う火山灰は航空機の操縦席窓ガラスへの付着やエンジンの停止を引き起こし重大な事故の原因になります。
市街地への降灰は鉄道などの陸上交通を麻痺させ日常生活や経済活動に影響を及ぼします。
さらに、呼吸器疾患などの人体への被害をもたらす可能性があります。
このような火山灰による被害を防ぐためには、噴火現象を検出することに加えて、放出される火山灰を監視し
その分布を予測する技術を開発し、事前・事後の効果的な火山灰対策のための火山灰ハザードマップ作成手法を確立する必要があります。
このwebサイトでは、気象レーダや衛星などのリモートセンシングを用いた噴煙の監視・予測技術を紹介し、その技術から得られる火山灰の定量的な情報を公開しています。本サイトの情報がリアルタイム降灰ザードマップの実現に、そして火山灰被害の軽減につながることを願っています。

鹿児島大学地震火山地域防災センター(2020.4.6 M.Maki)